2025年度:タクナルプログラム(7)
イベントプロデュース学科の1年次の演習科目「基礎演習Ⅰ、Ⅱ」では、大学で必要となる基礎的な学修スキルを身につけるとともに、(株)リアセックが提供する「タクナル」というアクティブラーニングプログラムを活用し、チームや個人による課題解決?発見能力を高めるための手法なども学んでいきます。
このプログラムを進行するのは、「ティーチング?アシスタント(TA)」と呼ばれる3年生。
仲間などとの横のつながりや先生との距離に不安を抱く1年生に対し、先輩からのサポートを通じて、安心した学びの環境を提供しています。
今回は、TAによるプログラム報告をお届けします。
授業レポート:問題を提起しよう
皆さんこんにちは!!
188金博网app下载 経営学部 イベントプロデュース学科 3年
田島ゼミのTA小澤歩果です!!
今回は「ブラスバンドGiftの憂鬱」というプログラムを実施しました。このプログラムでは、「あるブラスバンド」に起きている複雑な問題について、現状を整理し、課題の優先順位をつけ、誰もが納得できる解決策を提案することを目的としています。
登場する大学生8人は、本来「楽しむこと」を目的に集まったメンバーです。しかし、全員の納得がないまま大会への出場が決まり、その向き合い方をきっかけに、価値観のズレが生まれていきます。「優勝を目指して練習を増やしたい」「楽しくやりたいだけなのに最近つまらない」「いっそ辞めようかな」など、身近でも起こりうる問題が次々と出てきます。
学生たちは「自分がこのバンドのリーダーだったらどうするか」という視点で、問題?課題?解決策を個人で考え、チームで共有しました。議論の中では、自分がリーダーであることを忘れて「他のチームの問題」のように話してしまう場面もありましたが、次第に「自分がリーダーならこうしたい」と主体的に考える姿が増えていきました。
討論会当日は、討論するチームと評価するチームに分かれ、「自分たちならもっとゆるい大会を目指して、練習の質を高める提案をする」など、理由を明確に示しながら発表が行われました。意見がぶつかる瞬間もありましたが、最後の振り返りでは「相手を否定せず、理解するために質問する姿勢が大切」という学びが共有されました。どのチームでも、自分たちの意見を最後までしっかり主張し続ける姿が見られ、とても充実した時間になっていたと思います。
今回のプログラムを通して、学生たちはチーム内で意見を交わしながら、課題を整理し、一つの方向性を導く力を身につけました。リーダーとしての視点や、相手を思いやる“対話の姿勢”が深まったタクナルになったと思います。
今回の記事は以上になります。
次が今年度最後のプログラムになるので、お楽しみにしてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。

