本学で「インプロ(即興演劇法)講習会」実施しました！～新イベント実習「Oh!もてなしクルー育成プログラム2016」～

春学期より、イベントプロデュース学科の科目「イベント実習」が、新しく「Oh!もてなしクルー育成プログラム」としてスタートしました。

「ブラインドサッカー講習会」「フェイスペインティング講習会」に続き、5月28日(土)、本学で「インプロ(即興演劇法)講習会」を実施しました。

インプロとは「インプロビゼーション（即興）」のことで、「台本がなく、その瞬間に起こったことを受け入れ合いながら即興で作られていくエンタテイメント」で、近年では、学校教育?社員教育?生涯学習の場でも注目が集まっています。

「協力する」「自由に表現する」「相手の提案を受け入れる」「問題こそがチャンスだと前向きに取り組む」という基本ルールを通じ、発想力や観察力、ポジティブシンキング力、チームワークの強化等、コミュニケーションスキルの向上を目指すものです。

今回は講師にインプロアクター入岡雅人氏をお招きし、インプロ初級編の特別講習会を実施しました。

まずは、インプロに初めて触れる学生たちに「インプロとは何か?」についての座学です。初心者にもわかりやすく、インプロの歴史、世界に広まるインプロ、インプロを常設で実施しているインプロシアターについてなどを、映像もまじえ説明いただきました。

最後に、インプロの重要な思想、相手を受け入れるYes,and思考について紹介いただきました。

座学の後は、いよいよインプロの実践ワークショップです。即興演劇なんて全く知らない学生たちに、まずはコミュニケーションサインを感じ取る訓練から。

40名以上の学生が手をつないで大きな輪になり、手先のサインに注意を向けます。ちょっとしたサインの伝達に意識を向けることで、他者への注意力が上がってくることを感じました。

少し慣れてきたところで、全く経験したことの無い体験を学生たちに与えます。講師の与えるお題を、自分たちのチームで形にして表現するというもの。お題は、破天荒なもの(例:竜巻、東京タワー、ひらがなの"あ"を描く)ばかりで、学生たちも大興奮!

他者と暗黙のコミュニケーションをとりながら、かつ自分を表現してゆくというコミュニケーションのスキルを学びました。

インプロアクター入岡雅人様、貴重な機会をありがとうございました!

イベント現場に共通して求められる力として、「コミュニケーション力」=初めて出会う関係者や来場者へフレンドリーに積極的に交流できる力は必須です。

多様な参加者への即興的な対応を学ぶことによりイベントの制作現場に応用できる、体験、実践を通して知性を磨くことができるため、本学の掲げる"実務IQ"を身に付けさせることができると考えています。