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2024年度授業レポート:イベントプロデュース学科「基礎演習」?タクナルプログラム②

イベントプロデュース学科の1年次の演習科目「基礎演習Ⅰ、Ⅱ」では、大学で必要となる基礎的な学修スキルを身につけるとともに、(株)リアセックが提供する「タクナル」というアクティブラーニングプログラムを活用し、チームや個人による課題解決?発見能力を高めるための手法なども学んでいきます。

このプログラムを進行するのは、「ティーチング?アシスタント(TA)」と呼ばれる3年生。仲間などとの横のつながりや先生との距離に不安を抱く1年生に対し、先輩からのサポートを通じて、安心した学びの環境を提供しています。

今回は、TAによるプログラム報告をお届けします。

 

【タクナルプログラム「話し合いの進め方?こわい先生?無人島」】

みなさん、はじめまして!3年の加藤美沙です。?

今回はタクナルプログラムの「こわい先生」「無人島」を行いました。

「こわい先生」では2人の男性の写真を見比べ、どちらがよりこわい先生だと思うかを議論し、「無人島」では用意された5つの道具の中から2つ、無人島に何を持って行くかを議論しました。

このプログラムのねらいは「議論に慣れること」です。

自由に意見すること、理由を明確にすること、簡単に意見を変えないことを意識して楽しく議論をすることがポイントになります。

 

「こわい先生」では、どちらがよりこわいのか、そう考える理由は何かを自分の中で明確にしてからグループワークに臨むように声掛けをしました。

グループの意見としてどちらがより怖い先生だと思ったかを発表するため、最終的には、グループの意見を統一する必要があります。見回っていると多数決でなく互いの意見をきちんと受け入れたうえで議論する様子がうかがえました。

 

「無人島」では「毛布」「ライター」「バケツ」「非常食缶詰」「推しグッズ」の中から2つ無人島に持っていくものを決めてもらいました。

「非常食缶詰」「推しグッズ」の内容は学生たちに自由に設定してもらうようにしたため、「缶バッジの安全ピンで魚を捌く」「ペンライトを光らせて助けを求める」など自由で面白い意見が出ていたのが印象的でした。

グループで意見を出し合う際も意見に反応したり、相槌を打ったりすながらも議論する様子も見られたため、良い雰囲気で議論が出来ていると感じました。

今回の議論から本格的に各グループで役割を決めて議論にあたってもらいましたが、振り返りを聞いているとまだまだ議論においての自分の役割を意識することは難しかったようです。

授業の進行では、自分の意見を言うのは怖くないこと、楽しく議論をしてもらうことを大事にしていました。

次回からは今回の反省を活かして議論における自分の「役割」が何なのかを意識して臨んでもらうことも必要だと思いました。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。今後もTAからの情報発信がありますので是非ご覧ください!

(イベントプロデュース学科3年 加藤)